セッションを終えてお菓子をつまみながらのお喋りも、交換セッションの楽しみのひとつ。

現実は現実としてそこにあるわけで、それなら今をどう過ごす？どう感じてる？

そんな話題で盛り上がりました。

ホストの成田さんは料理にハマっているとか。

家にこもる時間が増えた分、手間暇かけて品数豊富な食卓で食べ切れないほどだそうです。

3.11で、停電して水も停まってお風呂もトイレもままならないときに、わたしは母と談笑しながら普段よりも豪華な食卓を囲んでいました。

市場で海水をかぶった冷凍サーモンが、このままでは廃棄だと避難所で配られたんです。

冷蔵庫が使えないから保存ができません。

手を洗えなかったりと衛星面が心配なので、加熱するけれども出来るだけ早く食べ切りたい。

そりゃ豪勢になります。

そんなシュールな状況が面白くて仕方なかった。

給水車の水が足りず、並んでいる間に低体温症になりかけたりしたけれど、それでも笑って食事ができる。

人間は強いです。

今、世の中は終わりが見えない自粛ムードです。

たしかにあるレベルの自粛は必要でしょう。

でも、氾濫する自粛は何に向けて？誰に向けて？

必要なレベルを超して、世間体に意識が向いていないかなあ。

正直なところ、ウイルスに対しても地球に対しても直接出来ることなんて何ひとつありません。

人間なんてちっぽけなもんです。

だけど強い。

無自覚に溜まった不安や恐れから来る緊張感が抜けたら、びっくりするほど軽くなって、やっぱりひとは強いと思ったんです。

整体